[ 秋の夜道 ]
2020年10月25日 作曲 松野聖史
2020年10月27日 作詩 松野聖史
ついこの間まで
まだこの時間は明るくて
こうやって歩いて帰っていると
だんだん汗ばんでくるぐらい暑かったのに
ふと気が付いたら
すでにあたりは暗いじゃないか
肌寒くもなってきているではないか
ひとり仕事の帰り道
なんとなく顔を上げて
暗くなった空を見上げたら
なんとすてきな満月よ
月明かりのもとで樹木の
燃えるような紅色が映える
そのさまはまるで
これからやってくる冬に向けて
精一杯のいのちの炎を
燃やしているかのようではないか
こいつぁ僕も負けてはいられない
明日も精一杯頑張らなくちゃ
紅色の樹木の隣を歩きながら
そんなふうに感じたんだ
月明かりの秋の夜道で
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